2015年10月11日街頭活動チラシ②

～現地の声・楢葉からの電話～

避難指示解除で楢葉町では期間が始まっているが、思ったように戻っていないです。
一番の心配は飲み水で、検査でOKが出てもみんな心配していて結局ペットボトルの水を買っている。
みんなの心や気持ちの不安を取り除く施策が必要なんだ。

そして、他所から（廃炉や除染の）作業員が沢山入り込んだことで治安の問題もあると聞いた。
いろんな人が来るから、様々な問題が出てくる。
いいニュースといえば、町医者が戻ってきてくれたこと。良かった。

楢葉町は現地を見てもらわないと兎に角わからないと思う。
この前、宮城県に行ってきたけど、同じ震災復興を目指しているはずの人から「本当にそうなのか？大げさなんじゃないの？」という声が上がった。
そして放射性廃棄物の処分について「福島県内でやるのが当然だ」とすら言われた。
彼らには東電の保証が無いから尚更そう感じるところはあると思うけれどね。
避難指示解除が出て、戻れるようになったとして、確かにいつまでも頼ってられない、自分たちで何とかしなければいけないとは思う。でも、現状は「あとは自分でやりなさい」ということだね。
だけど、国や県は大規模に動ける法人や企業には待遇改善などの補助を出して面倒を見るけど、小規模の個人経営のところ（もともと楢葉ではこちらのほうが多い）には補助は出さない。そんな中でどう頑張っていけるのか。



楢葉町仮設住宅のNさんに電話でお話を伺いました。

福島応援OnSongでは、11月下旬に楢葉町の訪問をするほかほか、楢葉町の皆さんに来ていただいて、生の声をフォーリス前に届けてもらう計画を立てています。よろしくお願いします。