福島応援

福島応援
みんなで集まってにっこりわらって

2013年3月11日月曜日

3月11日 チラシ①

~忘れない。見捨てない。~ 
私たちは歌と言葉で福島を応援してきました。
それは震災以降、何かをせずにはいられなかった思いと、
福島の人々の「忘れないで下さい。見捨てないで下さい。」という言葉に応えたかったからです。

 2013年2月11日はいつもの場所での活動を離れ、
府中の森芸術劇場「平成の間」にてこれまでの活動を報告する会を設けました。

定員を超す315名の参加があり、
この活動への関心の高さや福島から離れていても「何かをしたい」という気持ちをたくさんの人が持っていることを改めて確かめ合うことが出来ました。

未曾有の大震災、そして誰も経験したことの無い大規模な核汚染。
復興が叫ばれていても、ふるさとを追われた人々は10万人を超え、その多くは元の暮らしに戻る道筋すら見えない状況にいます。
ふるさとを離れた人々、離れざるを得ない人々。とどまる人々、とどまらざるを得ない人々。

あの震災の始まった日から2年が経ちました。時は流れてゆきます。

記憶も薄れ、思いも薄れてゆきます。しかし、苦しみは、悲しみは消えていません。
まだ2年しか経っていないのです。
にもかかわらず、「忘れないで」と言われているのは、どこかにこの悲しみを捨て去ろう、忘れてしまおう、無かったことにしようとする人の心が見え隠れするからではないでしょうか。

放射能が過小評価され、基準値をもっと緩和しろという声が上がっています。

原発の再稼動、新設までが権力者の口から出ています。

私たちは歌と言葉で福島を応援して行きます。忘れないために、見捨てないために。

3月11日 チラシ ②

文字盤キャラバン報告~学生たちの報告から~
2012年12月26日から27日の2日間「文字盤キャラバン」が福島県いわき市にある国立いわき病院を訪れました。文字盤(身体を動かせない、言葉を発せない難病患者が、視線でコミュニケーションを行うための道具)を通じ、人と繋がれる喜びを患者や支援者が再獲得してゆくための試みです。 ALS患者とそのチーム、学生ボランティア合わせて24人の大所帯でしたが佐川さん達と病院スタッフの尽力で交流を図る事ができました。

<福島出身の学生から>
  • 県内住民の軋轢は度々感じることがありました・(避難した人の)避難後の対応によって、避難したくてもできない人たちには中々に好意的になれないようでした。本当は仲が良かった人同士が疎遠になっていく事は悲しい事だと思います。
  • 水蒸気爆発後の放射能の広がり方を地図で見ると、実家の福島市はもちろん、関東地方にもかなりの範囲で広がっていたため東北だけでなく東日本全体の問題だと改めて感じました

 <実際に訪れた先で>
  • 病院の横の住宅街が基礎だけになっている様子や、病院へ津波が来た時の写真を見せてもらって実感する事ができた
  • 津波で建物が浸水し、入院している患者さんも他の病院へ一時的に避難し、他の地域と変わらず震災による影響を受けていたことが分かりました

<難病患者さんと文字盤を使った交流にて>
  •  「慣れなくて下手ですいません。疲れちゃいましたよね」というとやさしく笑って首を横に振ってくださり何度もお話させてくださいました。
  •   文字盤を通してお話させていただいたIさんの笑顔や院内を御一緒に軽く散歩させて頂いただけなのに最後に泣いてくださった方がいて、本当に短い時間ではあったけれど、こうした機会は充分患者さんにとってプラスの刺激になるのではと感じました。看護士の皆さんとのミーティングの中で「Iさんは実は本当に気難しい方で、そんなIさんが震災以来初めて外に出たのです」と言うお話を聞いたとき、涙が出ました ・ 智惠子抄の歌を何度も歌ってと仰っていたので、節子さんと歌うと、口を動かし一緒に歌ってくださいました。そのときの患者さんの顔がとても嬉しそうで涙ぐんでいて、「こんなに喜んでもらえたんだ」と思うと私まで嬉しくなりました
  •  「普段はこんなに食事なさらないし自分で食べないのだけれど、今日は良く食べていているし自分で食べていて、患者さんにとってもいい刺激になっているのかもね。」その言葉を聴くまでは、私は患者さんの役に立てているとは思っていなかったので、会話をするだけでも患者さんにとっては凄く大切な事なんだという事を感じました。
「ボランティアがいれば、患者さんも病院生活が楽しくなるのではないでしょうか。震災があったいわき病院では尚更です。震災でまだ余震が続く中の生活は心細いと思います。少しでも安心できる環境が必要です。ボランティアが終わってから患者さんに「ありがとう」という言葉をかけてもらい、嬉しかったです。」と、まとめてくれた学生もいました。

私たちも同じ思いです。
福島から「障がい者が社会でどのように生活しているかは、社会のバロメータである。復興は叫ばれていても、本当の意味の復興は・・・」という声が届いていますが、私たちのできる会話、こころのふれあいが、誰かを支える小さな力になってほしいと願います。
そして若い学生たちが感じ取った気持ち、学びの中に、私たちの未来があるように思えます。福島応援OnSongは文字盤キャラバンをサポートします。

2013年3月8日金曜日

伊藤さんラジオ出演

2月11日の活動報告で講演をお願いした伊藤千尋さんの最新情報です
事務所から連絡がありました

<伊藤千尋さん、ラジオ出演>
> 急きょ、今日8日(金)22:45~23:15(予定)、TBSラジオに出演することになりました。
>
> 今日は夜、京都で「3・8国際女性デー京都集会」で講演することになっているので、
> それが終わってから、電話で出演します。
>
> テレビも含め、スタジオ出演は何回も経験があるのですが、
> 今回は電話がうまく繋がるかがちょっと不安ですが、
> 伊藤さんの明解なお話が聴けると思います。
>
> 5日(現地時間)に亡くなったベネズエラのチャベス大統領について話します。
>
> もしそちらで放送がなかったり、ラジオがなくても、パソコンをお持ちでしたら
> 全国どこでも(世界中!)インターネットで生放送が聴けるそうです。
>
> 10時から「Dig」というニュース番組の放送が始まります。
> まず、以下のサイト「TBSラジオDig」を開いてください。
>  http://www.tbsradio.jp/dig/index.html
>
> 次に、そのページの左側上のほうにある「生放送を聴く」をクリックしてください。
> そうすると自動的に放送が聴けます。