福島応援

福島応援
みんなで集まってにっこりわらって

2012年10月12日金曜日

10月11日活動報告


心配していた天気も終わってみれば秋晴れの良い昼下がりでした
皆様お疲れ様でした
10月11日の街頭活動無事終了です


日時:10月11日(木) 14:00~15:00
場所:府中フォーリス前
天候:晴れ
参加者:佐々木チーム4名、佐川チーム4名、三多摩青年合唱団有志3名、個人参加7名、スタッフ:4名
計22名

募金:
63,761円

歌:
紅葉
赤とんぼ
里の秋(秋林さんのハモニカ演奏もありました)
見上げてごらん夜の星を
上を向いて歩こう
あなたはどこに
放射能
青い空は
旅愁
故郷

今回の福島アピールがとても良かったです。次回のチラシに掲載したいと思います。
しかま@事務局

2012年10月11日木曜日

10月11日チラシ③


【コラム】~募金箱をもってくださったヒロコさんの感想~

福島県や岩手県の人がお金を入れてくれるんです。被災して、自分のところは大丈夫でも親戚が亡くなってしまったんですって・・・

「相馬にばあちゃんが住んでいて、こっちに子どもや孫がいるんだから呼びたいんだけど、慣れた土地からは離れられないって言うんです。」って。こっちもついつい相談にのっちゃったら「こんな話は府中では誰にも聞いてもらえなくて、ここでやっと話すことが出来ました。」って!

若い人がね、「シューカツ中なんですが・・・」って寄付してくれたんです。とても気になってたみたいで、何度も募金箱の前を行ったりきたりしてたんだけど。押し付けがましくないのが良かったのかなあ・・・

「福島応援onsong」に参加してみませんか?飛び入り大歓迎です

10月11日チラシ②


私たちの今後の取り組み

「ヘルパー派遣」

福島県内の特に線量の高い地域において、ヘルパー不足は深刻です。しかし、そこに暮らす難病患者とそれを支えようと頑張る人々がいます。また、そこで暮らす人々がいます。ボランティアでヘルパーを派遣できないでしょうか。またボランティアのヘルパーだからこそできる暮らしのお手伝いもあるはずです。一方で同じ福島県内でも線量が低い地域ではヘルパー不足は起こっていません。高線量地域に人を派遣することの是非、また受け入れる側も「わざわざ線量の高いところにきてもらうのは申し訳ない」との思いがあります。また、ヘルパーの仕事はどれくらいの期間の滞在が求められるのか、そして何より被曝の心配等、解決の難しい課題があります。

「プチ移住」

高線量地域に暮らす難病患者とその支援者が、少しでも放射能の不安から離れて過ごす場所を作ろう。山梨県北杜市白州に別荘を使ってほしいとの話があり、私たちは「プチ移住」に着手しました。ヘルパー派遣とは別の、応援の形です。8月末にパイロットケースとして難病患者2名とその支援者、学生ボランティアの総勢15人が3日間、現地に宿泊し状態を確認してきました「当たり前の生活がここではできる。マスクなしで放射能の心配も無く散歩でき、食べ物も食べられる。こんなことが福島では出来ないんです」との感想が出ています。まだまだ課題もありますがとても有効な応援のひとつの形ではないでしょうか。

「文字盤キャラバン」

文字盤(身体を動かせない、言葉を発せない難病患者が、視線でコミュニケーションを行うための道具)を通じ、人と繋がれる喜びを患者や支援者が再獲得してゆくための支援「文字盤キャラバン」を福島の入院患者に送る計画が立てられています。ボランティアを募り、年内には実行していきたいです。

10月11日チラシ①


~「3.11 この日を忘れないために」~

一年かけて見えてきたもの 

「音楽の力を使って何か福島を応援できないだろうか。」府中市在住の難病ALS患者、佐々木公一さんの呼びかけから、発起人が集まり「福島応援onsong」は始まりました。
震災、そして原発事故の起きた11日にちなみ、時間も14:45(地震の起きた時刻)にあわせて
毎月11日の14:00~15:00に、主として府中フォーリス前で、福島の声をアピールしながら、福島から離れた土地に暮らす我々のできる応援を歌声と共に手探りで続けてきました。

私たちに出来ることは歌うこと
福島を忘れない、応援していますよ
という意思表示でした。明確なビジョンや目標があったわけではありません。
しかし、応援の色紙が集まり、それを福島の難病患者に届ける過程で、福島に住む人々との交流が生まれ、街頭での活動に佐川さんをはじめ、福島に住む人々やそれを応援をしたいという人々が集まるようになりました。陰ながらに見守ってくださる方や、運動を知って勇気付けられましたという方も出てきました。募金も少しずつ集まるようになり、人数も少しずつ増えています。ここから皆さんの想いが伝わってきます
「被災地を、福島を、応援したい」
みんなの小さな気持ちが少しずつ集まって、力になってきています。
小さな歌声が、みんなをつないでいっています。

何が必要とされ、何に応えられるか

「福島応援onsong」の参加者は、難病患者であったり、ヘルパーであったり、音楽家であったり、福島に若干のかかわりがある者であったりします。しかし、私たちだからこそできる事がこの活動を通じてわかってきました。
たとえば、難病患者でも制度を利用すれば住み慣れた家や地域で一市民として在宅療養を続けられますが、福島においてはその制度の根幹となるマンパワーが足りません。放射能汚染から避難する人が多いのです。また「復興特需」に人がとられています。そして、患者自身もそれを支える人々も、放射能汚染に戦々恐々としながら在宅療養を続けています。「病院に戻るしかないのか」と悩んでいます。これは原発事故が(=原発が)無ければ起こりえなかった事でもあり、高線量地域において起きています。東京都下では起きていません。この差を解消する制度はまだありません。私たちは自分の専門性からそこにスポットを当て、行動を起こすことが出来ます。「福島応援on song」は自分たちに出来る応援を歌声から始めました。そこで集まった力を、今度はその専門性(福祉・介護分野)で応えられる形にして、福島の方々へ伝えていきます。
それを毎月皆さんにもお伝えしてゆきます。
よろしくお願いします