福島応援

福島応援
みんなで集まってにっこりわらって

2014年8月12日火曜日

2014年8月11日街頭活動レポート

福島応援OnSong定期活動

2014年8月11日(月) 晴
参加者:22人

内容
1.    夏の歌と挨拶
2.    福島応援OnSong活動紹介
3.    夏の歌
4.    原発紙芝居
5.    リクエストコーナー(青い空は、原爆許すまじ、長崎の鐘)
6.    いわきからのSOSアピール
7.    終わりの挨拶

とても暑い中、立ち止まる人も少なく、しかし募金は13000円を超えました。
「歌に聞きほれて、募金してくれる人がいた」とのことで嬉しい限りですが、その分、見てもらうものとしての意識も必要ではないかとの意見も出されました(始まりと終わりをハッキリしたほうがいい、伴奏は止まらないほうが良いのではなど)。

今回は特にいわきからのSOSをアピールすることと募金の使い道についての説明を行う事ができました。そして福岡さんのレポートに皆深くうなずいていました。





寄せられた意見(反省会より)
・    福島のゆべしをいただきました
・    歌に聞きほれて募金してくれた人がいた
・    葛飾からいらしたご夫婦がいた
・    参加者が自身の福島での体験を語ってくれたのが良かった
・    前半は募金が集まらなかった
・    夏休みなんだから、学生たちに声をかければよかった。子どもでも孫でもつれてきてくれれば盛り上がる。今度は年間計画に組み込みたい
・    横断幕に年季が入っていい感じになってきた
・    始めの歌と終わりの歌を決めよう。アンパンマンにしてみたら?
・    暑かった!
・    出来る事はどんどんして行こう。現地で必要とされるものがあったらとにかく送ろう

2014年8月11日月曜日

2014年8月11日活動チラシ 3

~被災者の声~

ブログ「福島の現実-福岡百子の声 momfukuoka.exblog.jp」より、被災した方の切実な声が伝えられています。ご一読ください。


<仮設住宅(双葉町)の環境>
・    「店までは2km離れている。200m~300m先に下水道の処理所があり、汚染物が山積みされ、臭いがすごい。住みたくないけど我慢するしかない」

・    「道路が狭いために、歩くと他者の家の中がまる見えです。」家の中にいる住民も「目の前を人が通る。時には視線が合う。安心して寝そべることが出来ないので一応、カーテンを閉めるのですが」

・    「山の中、高台に仮設があります。店は遠く、生活必需品を求めるのが大変です。老人が多いので。冬になると風に吹きさらされ寒くて大変です」

・    「周辺に一般住宅も、店も無い。たんぼの中に我々の仮設は建ちました。風が吹くと家が揺れます。我々の仮設よりもあぜ道が高いので、雨が降ると水びたしになります」

・    「母は要介護5。83歳で寝たきりで流動食です。父は認知症になりました。夫は田畑に行くけど、放射で作れません。私は生活のために働いていますが、両親の介護もしなければなりません。母はデイサービスを利用してますが十分ではありません。なぜなら、南相馬市は施設も津波で流され、施設は少なく、職員も少なくなりました。最近は原町に避難してこられる人が多く、老人、要介護者、認知症の人が多くなり、皆、認定や入居を待っている状態です。皆、収入が無く、生活が苦しいです。私だけでなく、皆、同じ状況です。」

・    「妻はパーキンソン病になりました。4.5畳の仮設では車椅子を入れられません。トイレに行くときは背負っていきます。妻の世話、生活の事、そして、仮設の自治会長の任は限界です」

2014年8月11日活動チラシ 2

~SOS、ヘルパーが足りない~

福島県いわき市で障害者の自立生活をサポートしている「いわきILセンター」に福島応援OnSongは何度かお邪魔してお話を伺っていますが、そのたびに人手不足の深刻化が語られています。
特にヘルパーが足りません。放射能からの避難による担い手の減少のほか、賃金の高い建設や除染の仕事に人手が流れている事が背景にあります。「最近は一人求人応募があっても二人辞めていく状況だ。管理者も現場に入るようになっている」とセンター長は話されていました。最近、SOSのメールが届きました



あとご相談があります。私たちの訪問介護が大ピンチなのです。
ヘルパー不足で、在宅障がい者の介護体制が弱体化し、
ALSの患者1名に一次入院をしてもらう事態となってしまいました。
どなたかいわき市に半年1年来てもらい、ヘルパーをやってくれる人
いませんでしようか?無資格者でも当法人が県から重度訪問介護
養成研修機関の指定をとっているので、5日間ほどで資格がとれます。
また県外から福島へ介護の仕事のため転居してくれる方へ、30万円の
支度金がでる制度も始まっております

この話は、どんどん拡散してもらってもいいです。そのような方を求めています。

 


重度の障害を持った方の生活を支えるヘルパーさんを募集します。資格は無くても構いません。
 

問い合わせはいわきILセンター(0246-68-8925)
または福島応援OnSong事務局まで

2014年8月11日活動チラシ その1

~募金を有難うございます~

2011年12月より始まった福島応援OnSongの街頭活動は30回を超え、毎回「がんばってください」の声と募金が少なからず集まる様になりました。東京にいると福島に住んでいる人々や避難せざるを得なかった人々のこと、そして何が起こっているのかが伝わってきません。それでも、皆が何かを感じ取って、応援の募金が集まるのだと思います。福島応援OnSongは福島の現状を(わずかではありますが)お伝えし、皆さんからの募金を福島の応援のために使っています

・    福島を訪問し難病患者のお見舞いに

福島応援OnSongは府中市在住の難病ALS(筋萎縮性側索硬化症:運動神経がどんどん衰えてゆく進行性の難病)患者でもある佐々木公一さんが「音楽を使って福島を応援できないか」と始めた事がきっかけで、難病患者のお見舞いや支援、応援が根本にあります。最近ではいわき市にあるいわき病院へお見舞いに行きました。現在、被災地における難病患者を取り巻く状況はとても厳しいものです。難病であっても各種制度やヘルパー、訪問看護などを使えば住み慣れた場所で暮らすことができるのですが、被災地においては特にヘルパーが不足し在宅療養が続けられないケースが出てきています。入院しながら、先の事は考えられない状況に置かれている患者さんもいらっしゃいます。

・    学生たちと福島の人々の交流する機会をつくってゆくために

これからの社会を背負ってゆく若者たちの学びのために、福島の人々と交流する機会をつくってきました。昨年は東京の学生たちの福島訪問/体験学習に資金援助を行ったほか、12月に行われた福島応援OnSong年間活動報告で発表を一緒に行っています。また定期活動にもときどき学生たちの参加があります。

・    被災地や避難先で支援活動を行っている団体への寄付に

震災と事故から3年が経ち、被災地での暮らしも一段落したといいます。しかし、内情として「そっとしておいてくれ」「もう、外に出る気力も無い」という声がある事が報告されています。さらには避難所の閉鎖、仮設住宅の取り壊しがはじまり、放射能の不安が解消されないままいよいよどこへ帰るのか決めなければならない状況に追い込まれている人々も居ます。また、被災地の介護を取り巻く状況は悪化しています。何らかのお手伝いとお役立てに、みなさまからの募金を寄付しています。

・    福島から離れ、療養できる環境づくりのために

一昨年前、山梨県白州町において被災者が療養するための「プチ移住」を企画し、福島市の難病患者とその支援者、学生たちが集まりました。今後も、被災者が心も身体も羽を伸ばせる環境を作っていきたいと思います。
(福島応援OnSong事務局)