福島応援

福島応援
みんなで集まってにっこりわらって

2012年1月13日金曜日

「重病患者の出来ること」

発起人の一人 佐々木公一は難病ALSの患者でもあります。
動かない身体、レスピレータ(呼吸器)を装着し、24時間の介護・看護体制のもと暮らしていますが
「福島応援onSong」の中心的存在であり、この活動を全国の患者仲間に発信しています

色紙のアイデアは佐々木のものですが
1月11日の意見交換会でその意図をこう語りました

「生きるうえで24時間介護を必要とし、必ず誰かの支援を受けながら生活をしている。
とてもつらいことだし、絶望的になってしまうかもしれない。
しかし、それでも生き続けている我々だからこそ、出来る応援がある。
山口県のOさんが送ってくれた色紙には、自身がALSで苦しいことも踏まえて
『あきらめず、絶望せず、希望を持って、おおらかに』と書かれていた。
重病患者が支援する側にまわったということではないか。
泣いてばかりいるALS患者が色紙のことを話したら笑顔を見せてくれたこともある。
色紙に書く(代筆であっても)と、それが自身の決意にもなる。」

だからこそ、色紙なのです
是非とも色紙を書いてください
次回活動は2月11日の予定です

1月11日レポート


2011年1月11日水曜日
「毎月11日に行動を起こす」福島応援onSongの1月の行動は
発起人の佐々木宅にて賛同者が集まって意見交換を行いました

新聞やテレビなど目に付くところのニュースで福島の話題はあまり取り上げられなくなっています。
しかし、今回の集まりで事態が決して良くはなっていないことが改めて語られています

「うちの嫁はインターネットで九州から野菜を買っているよ。」

「正月はね、いつも福島から餅を送ってもらっているんだけど、今年は『サトウの切り餅』と2種類用意したんだ。振舞うほうとしても気にしてるんだよ。福島でもそうなんだって。県内で取れた野菜を食べるかどうかも迷っている」

「福島の近くに新築した家を旦那が守って、嫁さんと子どもは避難しているんだ。家族がばらばらだよ」

「うちの親戚が福島で干し柿を作っているんだけど、もう出荷できないの」

「市町村合併で、補償金のもらえる額が被害でなく行政区分によって差が出来てしまっている。近所同士で「あそこはいくらもらったんだろう」と疑心暗鬼になっている」

「福島にボランティアに行ってきたんだけど、場所によって復興を感じるところと、全く先の見えないところとあって、差があることを感じた」

等など・・・

これら現状を、街頭活動のときにもどんどんアピールしてゆく必要があることを確認しました。

震災もさることながら、何より原発事故による放射能汚染がパニックを引き起こしていることも話されましたが、特に子どもを抱える家族、若いお母さん達が大変なんだということも改めて確認されました。
「若いお母さんと一緒に行動するなら、子どもでもわかる歌を歌わなきゃ!『アンパンマンのマーチ』なんかいいんじゃない?みんな知っているはずだし、歌詞も深いのよ!」との意見も出され参加者全員が『アンパンマンのマーチ』を(少々照れながら)歌う場面もありました。「私はちょうどこれを歌いながら育った世代だけれど、まさかここで歌うことになろうとは!」と参加された学生さんが笑っていました。

来月2月11日は旗日で土曜日です。12月の行動よりも大きな規模で街頭活動を行おうという声が上がりましたが、今回の意見交換会で確認された「福島の現状を強くアピール」「若いお母さんたちとも一緒に動いてゆく」ことに力を入れてゆきます。よろしくお願いします

2012年1月10日火曜日

1月11日のアクション

毎月11日に行動を起こすことで、福島の震災そして原発事故を風化させない取り組みをおこなっている「福島応援onSong」です。
明日1月11日は、賛同者が集まって意見交換を行います

前回12月11日の行動では延べ100人の参加があり、その多くが福島に関わりのある方でした
今福島で起こっていることを、他人事ではなく我が身のこととして応援したいとの声が聞かれました

行動を起こす、参加することが初めてという方も多くいらっしゃいました。
不慣れからくる心配も多く寄せられています。
しかし、「やった事のないことをやれた!」ことが大きかったと思います。

福島に関わりがなくても、
自分たちや子ども達の未来を考える上で避けては通れない問題だから、
日本の安全を考える重要な問題だから、
行動に参加したかたもいらっしゃいます

自分に出来ることを役立てたいから、と、歌に加わった、音楽に加わった人もいました

色紙を涙ながらに書いてくださった方
「女の子に声をかけた事だってないのに、色紙を書くことをお願いしているんですよ」と笑う学生さん

「福島応援onSong」の色々な側面がわかってきて
逆を言えば、色々な側面から福島の応援の声が上がっていることを実感しています

これらの報告やまとめ、そしてみんなで分かち合う機会として集まることを1月11日の行動とします
場所は発起人佐々木の自宅です