福島応援

福島応援
みんなで集まってにっこりわらって

2015年11月11日水曜日

2015年11月11日街頭活動チラシ③



近年、インターネットの発達により個人がメディアとして発信ができるようになりました。
その中に、多くの中傷や偏見が渦巻いているのは周知の事実です。
その環境の中で社会活動に対する批判や過度な意見も、ところかまわず噴出しています。
弱者に対する悪意、バッシングは娯楽の一環として行われているのではないかとすら思います。
「悪ければやめればいい」「謝れば済む」程度の軽い気持ちが、人の心を傷つけ、さらには利用されて大きな力を持ってしまう。
これを利用する者の罪も大きいのですが、気付かずにやっていて結果人を傷つけてしまうことも罪です(虐待やいじめと同じ構造です)。
罪は償わなければならないし、再び犯さないようにするのが社会のあり方ではないでしょうか。そ
のためにも、知ること、学ぶ事はとても大切なことですし、そこに力を注ぎたいと考えます。(編)

2015年11月11日街頭活動チラシ②




~楢葉町にいってきます~


福島応援OnSongでは有志を募って、たびたび福島を訪問しています。
郡山やいわきをお邪魔してきましたが、今回は楢葉町にお邪魔する予定です。
きっかけは仮設住宅の皆さんとの交流からですが、楢葉町は9月5日に予定通りの避難指示解除が出され、自治体丸ごとの帰還が注目されている地でもあります。
仮設住宅の自治会長さんが案内してくださるとの事で「木戸川の鮭も戻ってきてね、徐々に復興していますよ。まあ、でもとにかく来てください。事前に勉強すること?なかなか難しいですよ。廃棄物の保管状況とか、現地を見てもらって、それで感想を聞かせてもらえればいいです」と話されています。
見てきたこと、知ったことを次回はお知らせしたいと思います。

2015年11月11日街頭活動チラシ①




~学生たちと応援する~


2015年10月17日(土)に東京家政大学の学生たちが福島県いわき市にあるいわき病院を訪問してきました。
この交通費に、福島応援OnSongに皆様が寄せてくださった募金が使われています。
学生たちはいわき病院にて行われた秋祭りの手伝いボランティアとして、入院されている重病や難病の患者さんと交流をしてきたとのことです。



「『目がかわいいね』といわれて嬉しかったです。お互いにうちとけたら『真面目そうだね・・・そうでもないね』って冗談も交わせるようになって」

「帰り際に、手を握って涙を流して喜んでくれた。うれしかった」

「患者さんたちと一緒に、今度のクリスマスパーティー飾りを作ってきた」

「枕元にdocomoのフォトフレームが置いてあった。最新式!そこで恋バナしてきました!」

「病院でもらったお弁当がおいしかった・・・」

「東京と違って、患者さんも看護師さんも高齢化しているように思った。『若い人いないからねえ』と言っていた」

「公認キャラがいた!よろしくぴょんだった!」




20代の感覚で学生なりの交流を図れたようです。
現地についての感想として「いわきは駅の周りは都会だったけど海岸へ向かう途中から殺風景になっていった気がする。病院の周りは防波堤ができていて、それだけで雰囲気が違う。」という声も聞かれました。
いわき駅から15km離れたいわき病院は塩屋埼灯台を眺める海岸線にありますが、2011年の震災時に津波に襲わました。
周囲の家屋は倒壊し流され、病院は1階が浸水し、入院患者さんを病院スタッフが必死の思いで2階に上げて難を逃れています。
現在、海岸線には巨大な防波堤が建造され、病院の回りも高さ5メートルほどのコンクリート壁で囲まれています。
津波対策は打たれたものの窓からの眺めは一変しています。
病院における生活の景色が変わってしまっていることを、学生たちは感じ取っていました。
病院は近所の高台へ新設が決まっており、現在8mの盛り土をしているところですが「工事はあまり進んでいないのではないか」と同行された先生が話されています。

福島応援OnSong有志が2年間に訪問したときには1階に津波のあとがシミになって残っており、その恐ろしさを感じさせられましたが、現在はそれもなくなっていたとのことで、月日の流れを感じます。
復興が進んでいる感があります。
一方で、景色が変わってしまうことや、収束の見えない原発事故、さらには「見捨てられたのではないか」という不安のなかにある福島において、更に弱い立場にいる入院患者の皆さんに学生たちも
「普段何をして過ごしているのだろう」
「病室はベッドが沢山あって、もう少し明るくてもいいのかなと思う」
「防波堤が出来ると、あそこに住んでいる人にしたらどうなんだろう」
と心を寄せていました。
学生の皆さんが現地に行って交流すること自体が、患者さんや現地の人たちにとって意味があると思います。
未来につなげて行って欲しいと感じます。
将来は社会福祉士を目指したいという学生たちですが、この経験を是非とも生かして欲しいです。