福島応援

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みんなで集まってにっこりわらって

2016年1月11日月曜日

2016年1月11日街頭活動チラシ⑥

【それを阻むもの】

東京電力福島第一原子力発電所の事故はレベル7の大事故です。
3つの原子炉で核燃料が溶け落ち、その状態は現在の技術では把握できません。
あまりにも強い放射線量の中、人間は近寄ることが出来ず、今はただ水で冷却し続け、再臨界を防ぐことしか出来ません。
冷却した水は核汚染されるため貯蔵するしかなく、また、地下水も流れ込んでくるためその量は増える一方です。
核汚染された水を貯蔵するタンクも核汚染されます。
廃炉作業に技術の困難が立ちはだかります。
廃炉作業に関わる人間も常に被曝しており、関われる技術者にも限りがあります。
作業で使われた衣類、器具、汚染水を貯めたタンク、全て汚染されていますが、廃棄物をどこで処分するのか決まっていません。

一企業、いや一つの国で対応するにも限界がすでにあります。

全国から、国外から知恵を集めて対応するしかない状況ですが、何が起きているのか政府も東京電力も隠蔽します。
原子力発電は国策として税金が投入されています。
国民の税金が原子力産業に関わる人々に回る仕組みが出来上がっています。
そして、その良し悪しを何も知らない国民は判断が出来ない状況が作られています。

マスコミも知らせようとはしません。

そして、この大事故と被害にもかかわらず、現時点で誰も責任を取っていません。

さらに、国民の耳目はもう「東京オリンピック」に向けられています。

5年の月日が流れました。

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