福島応援

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みんなで集まってにっこりわらって

2014年2月11日火曜日

2014年2月11日活動チラシ②~中手さんからの寄稿です

~東京の仲間たちへ~


  東京都知事選挙の結果は、充分に驚くべきものでした。投票した都民の半数以上が、原発の再稼働を容認する候補に自分の一票を入れたのですから…。

 3.11原発震災から間もなく3年が経とうとしています。事故を起こした原発が、東京電力の物であることを知らない人はいないはずです。けれどもその原発と自分との関係は、少しずつ忘れ去られているようです。 私たち福島の被災者には、原発事故は決して忘れることのできないものです。なぜなら事故は過去のものではなく、いまも続いていることなのですから。

第一原発からは今現在、毎日毎日、何億ベクレルという放射能が空気中に新たに放出し続けられ、また汚染水となって気が遠くなるほどの放射能が海に流出しています。大地を汚染した放射能は、これから何百年もの間、福島はじめ汚染地区の人間・子どもたちを被曝させ続けます。そして汚染食品となって、流通しています。信じがたいことですが、避難者の数をこの国は数えようとしません。実際には数十万人を超えるであろう避難者が、いま正に生活が脅かされようとしています。すでに福島以外からの避難者は、この4月から住宅支援が打ち切られることが決まっています。福島からの避難者も、来年には打ち切られると言われています。

「原発の問題は様々な問題の一つに過ぎない」と、盛んにマスメディアは言い募りました。そうして知らず知らずのうちに、すべては無かったことのようにしてオリンピックを迎えたいかのようです。その時まで新たな事故が起きないという自信が、果たして彼らにはあるのでしょうか。私の眼には、狂気の沙汰としか映りません。

けれども私は希望を持ち続けています。東京人の“良心”を信じています。事故後、たくさんの東京の仲間たちが目をさまし、行動を起こし始めていることを知っています。私たちは変わらなければなりませんし、また変われるはずです。うつむく必要はありません。さあ、いよいよ今日から反撃開始です。子どもたちの未来のため、共に行動していきましょう。
(中手聖一)

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