福島応援

福島応援
みんなで集まってにっこりわらって

2015年7月11日土曜日

2015年7月11日街頭活動チラシ①




~うたのちから~


福島応援OnSongは必ず「アンパンマンのマーチ」を歌います。それは、震災のとき避難所でこのうたが子どもたちに勇気をあたえたからです。



2011年3月11日。三陸沖で起きたマグニチュード8の地震は大きな津波被害を東北沿岸各地にもたらしました。人々は津波から、そして原子力発電所事故による放射能から着の身着のままで逃れ、多くは避難所に身を寄せました。避難所での暮らしは不安とストレスで渦巻いています。そのとき、子どもたちを励ましたのが「アンパンマンのマーチ」をはじめとする歌でした。また、核汚染のあった福島においては、長期間にわたって子どもたちは屋外に出ることができませんでした。そのとき求められたのは、子どもたちの楽しめる歌でした。楽しいことが必要なのです。

私たちが歌う歌は「みんなが知っている歌」「みんなで口ずさめる歌」が基準になっています(童謡や文部省唱歌が多いのはそのためです)。これらの歌は、豊かな自然や景色、日々の暮らしを歌ったものが多くあり、それぞれの人の原風景を思い起こさせると思います。震災によって失われた我が家、原発事故によって追われた故郷。奪われた暮らしもその中にあるでしょう。しかし、記憶を頼りに、想いを頼りにして希望につなげてゆけるのも人の強さです。歌が気持ちを優しくして、誰かを助ける力になるかもしれない。これらの歌が、みんなの力になっていくことを願って、私たちは歌います。

歌はみんなのものです。歌の力はみんなの心をまとめます。そう考えるからこそ、福島応援OnSongは歌で応援を続けます。仮設住宅を訪れたとき、歌声がお互いの心の垣根を払ったことを私たちは改めて知ることが出来ました。歌を一緒に口ずさんでみませんか。

リクエストも大歓迎です。

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