福島応援

福島応援
みんなで集まってにっこりわらって

2015年6月11日木曜日

2015年6月11日街頭活動チラシより①




~そこに行く、みんなと話す~




2015年5月21日に福島応援OnSong有志と三多摩青年合唱団有志で福島県いわき市にあるいわき自立生活センターと楢葉町仮設住宅を訪問しました。日帰りではありましたが、街頭で皆さんからいただいた応援の気持ちを伝えることが出来たと思います。

いわき自立生活センターを訪問するのはおよそ1年ぶり。前回はたくさんの利用者さんが迎えてくださいましたが、今回はちょっと少なめでした。「スタッフが足りなくて、全利用者の送迎が出来なくなっています。」と施設長の長谷川さんが話してくださいました。以前訪問した際にも「いわき市には避難区域からの避難者が身を寄せる一方、いわきから自主避難をする人も多く人手が不足している。特に介護・福祉職は他職種に比べて給料も低く、人口増加で対象者が増えているにもかかわらず担い手が集まらない状況です。このまま行けば介護現場は崩壊してしまう」と説明を受けていましたが、状況は良くなるどころかいよいよ切羽詰ってきていると感じました。センターのまわりに建てられている仮設住宅も老朽化が進んでいるように見えます。仮設住宅は新興住宅地内の空いた土地に建てられており、立派な住宅のすぐ隣が仮設住宅と言う状況ですが、そのコントラストの違いもより一層目立っています。同行した三多摩青年合唱団有志による歌のソロや踊りのほか、リクエストのあった「キヨシのズンドコ節」「ふるさと(嵐)」で会場は盛り上がり、笑顔で記念撮影に応じてくださいました。

いわき自立生活センターを後にして、いわき市四倉にある楢葉町仮設住宅に向かいました。国道から海沿いにある仮設住宅へ入る道は田園風景が続く道ですが、行き交う車もなくとても静かです。仮設住宅では自治会長さんが「朝から、今日はお客さんが来るというのでソワソワしていたんだ」と出迎えてくれました。「何が起きたのか、どうなっているのかはこの冊子にまとめてあるから見てほしい。ここ(仮設住宅)から30分ほどで楢葉だから、本当は見てもらうのが一番なんだけど。今度来たとき見てください。」とご挨拶され、談話室に通されました。この仮設住宅には37世帯が暮らしているものの、行事等に顔を出すのはいつも5,6人とのこと。「みんな働きに行っているけど、家から出ない人もいる。静かでしょ。」。会場にはそれでも自治会長さんをはじめ10人ちかくが集まってくださいました。

緊張した雰囲気の中、福島応援OnSongの自己紹介と歌からはじまり、三多摩青年合唱団有志による歌のソロと花笠音頭が披露されたあたりから、それまで静かだった会場から手拍子が出始め、「私にも歌えるかしら?」と“会津磐梯山”を楢葉町の方が披露してくださり、一気に会場の雰囲気が解れてきました。参加した一人は「改めて歌の力はすごいなと思いました。歌で気持ちがほぐれたと思う。大変だけど、実際に行くことが大事だと感じた。「忘れてないんだよ」と伝えたい。」とコメントしています。演目が終わり、自然な流れで懇談が進みました。

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